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執筆者の写真TakahiroYukiko Niikura

日本インターナショナルダンス選手権 後編

 中田です。遅くなりました、後半です!


このブログもまだそんなに見られてないかもだし~とゆっくりしてたら、昨日生徒さんに後編まだですか?と言われてしまいました😅反省してすぐ書いたもののデータを消してしまうという失態‥。 更に遅くなりました(涙)


 気を取り直して、日本インターナショナルダンス選手権当日です。初めて審査に臨んだ体験について、書いていきたいと思います。


前日まで緊張していた私ですが、腹をくくって会場へ向かいました。


 今年の日本インターは久しぶりの日本武道館開催。(改修されてトイレも綺麗になってましたね) 審査員控え室はアリーナと一階の中間の階にあり、選手時代には入ったことのない場所にありました。


 最近の大きなコンペの審査員は審査する場所が決められていて、当日自分の位置を知らされます。審査員番号10番の私はフロア手前。 視点を高くする為に11センチヒールの靴を初めて履いていたので、手前で良かったと思いました。もしフロアーで転んだら、えらいことです笑  


いよいよ担当のプロスタンダード部門が始まり、各ヒートから7組をピックアップします。 まだ1予選なこともあり、実力的差があまり無いヒート、すぐに見えてくるカップルが4組以上居ないヒートはやはり難しかったです。

1時間10分ほどの1予選、終わった後は懐かしき、期末試験の後のような脳の疲れを覚えました。 日常でここまで頭を使うこと、なかなか無いです‥。

 前はもっとヒート数も多かったので、当時審査してた先生方は大変だったのではないでしょうか。


 シード選手が入ってくる2予選、一つ驚いたことがありました。  観戦しているときはシード選手が踊り始めるとすぐに見えてくるのですが、審査をしていると最初から全員が目に飛び込んでくるわけではありませんでした。どういう立場で見るかで、見え方が全然違ったのです。


 私の眼がおかしいのだろうか‥?と焦りましたが、何人か審査経験のあるベテランの先生にきいたところ、わりとよくある事なのだそうです。  動きに無理がなくスムースな為、かえって集団の中で浮いてこないということもあるのかもしれません。  自分達が選手の時はどうだったんだろう? と、誰かに聞いてみたくなりました。


そして夜の部。

 今回は1日開催の為、スタンダードは準決勝までに間が5時間ほど空いたのですが、この間の調整が上手く行った選手と、そうでない選手で準決勝での踊りに差が出たように見えました。


 決勝はワルツのベーシックフィガーのソロがありましたので、それについて少し‥。  個人的な審査ポイントとして、

フットワーク(特にフォールアウェイリバースの3歩め、オープンインピタス等)

ワルツのムーブメントをボディを使って表現できているか、に着目しました。


一組をしっかり見ることが出来、 それぞれの組のダンスの特性も見えてくるので、その後の種目を評価する上でもソロはとても参考になったと思います。


  他、初めて審査に臨んで思ったことといえば‥選手の時はチェックが無かったり順位を低くつけられると自分を否定されたり嫌われた気分になったものですが(そう思ってネガティブになるのも良くないのであまりチェック表は見ませんでした)  

そんな風に思う必要は無く、もっと良い踊りが出来るはず、という受け取り方をして欲しい、決して諦めないで欲しいと思いました。  少なくとも私はそういう思いで審査しましたので‥。


引退後、最大のプレッシャーを感じていたビックコンペの初の審査はチェック数が足りないなどのミスをすることもなく無事終わりましたが、自分の持っている1チェックはとても重いものなのだ、と実感した貴重な体験でした。


 これからも競技会運営に携わっている方々、そして人生をかけて頑張っている選手にリスペクトを持って、真摯に審査に臨みたいと思います。  


長くなりましたが、日本インターのお話の締めくくりとさせていただきます🙇


 ああでも、アンドレアとサラのラストコンペ、ちゃんと見たかったな ぁ‥。

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